私は最強ビンボー女!
――泣かせて。

――思いっきり、泣かせてよ・・・。




そんな願いを、心のずーっと奥の方に押し込み、立ち上がる。




「よいしょ。」


葉月の元に行き、葉月をおぶった。










「―――じゃあね。」






私は、無理矢理に笑みを作り、理事長室から出た。






呆然としている、皆を残して。




























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