私は最強ビンボー女!
2つの暴走族
――・・・そして・・・
「ここが・・・1-K・・・」
・・・教室、でかくね?
私は只今、1-Kというプレートのかかっている教室のドアの前に突っ立ってます。
・・・・・教室が、大きいんだ。
普通の教室がすっぽり2つは入っちゃうぐらいの大きさ。
「すっごい・・・」
感動していると、後ろから足音が。
「えっと、あなたが理事長の息子さん?」
少しかすれている声。けれど、耳に心地いい。
私は振り向く。"橋野青"として。
「はい、そうです。あなたは・・・?」
振り向くと、金髪の美女がいた。
「ああ、私はりか。あなたの担任よ♪」
先生かぁ~。