私は最強ビンボー女!
葉月は微笑んだ私に向かって、もの凄い殺気を放った。




「葵様を・・・・・・裏切る気かっ!!!!!」




"裏切る"というワードを聞き、ひやりと冷めた視線を葉月に向けた。


それでも、葉月は殺気を放出し続ける。




「裏切る?葉月、馬鹿?そもそも、あの糞ババァは私を信用してなんかないよ。」


「・・・・・・・・・・え?」



葉月が、思わずというように、殺気を放出するのを止め、目を丸くする。




「信用してるんなら、監視役なんてつけない。

それに、かなり癪だけど、あの糞ババァは頭もよければ、勘も鋭いみたいだし、

私の考えてることなんて、とっくに分かってたと思うけど?」



「・・・・・確かに。でも、じゃあなんで、青菜を監禁しなかったんだ?」



葉月の言葉に、私は強く頷いた。



「私も、そこが分からないんだよ。あの糞ババァは一体、何を考えてるんだ?」




私を、葉月という1人の女の子に任せるだけなんて、無責任にも程がある。


それとも、私をナメてるのか?



でも、あの糞ババァに限って、そんなこと――・・・・・・。









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