私は最強ビンボー女!
――――――――――――――・・・・・・
「陽ー。なんか私呼んでたって聞いたんだけど・・・」
なんて言いつつ、屋上のドアを開ける。
「あー!青!青!青~!」
・・・・・・・・・・・青青って聞こえた。
この声って・・・
「桃榎ー!桃榎も屋上に来てたんだぁ。」
「うん!青のこと待ってたんだ♪」
かーわーいーいー!
待ってたんだ♪って!
可愛すぎるぅ!
「青・・・・・土井と何を話していた?」
「あ、陽。何って・・・・・・・・・翼の過去についてのお話?」
私がそう答えれば、陽は納得したらしく、コクリと1つ頷いた。
ってか、なんで陽がそんなこと気にすんだろ?
ハテナマークを浮かべながら、私は屋上の床に正座する。