私は最強ビンボー女!
しゅーんっ、と落ち込んでいると・・・・・







「何もたもたしてるんじゃ。」





糞ババァが、こちらに歩いてきていた。






「申し訳ございません、葵様。私のせいでございます。」


葉月がさらに頭を低くする。




「いや、葉月。おぬしのせいではなかろう。どうせ、朔(サク)が葉月にちょっかい出してたのじゃろう。」


「あははっ。ちょっかいって、ヒドイ言い草ですね、葵さん。」


「ピッタリの言葉じゃろうが。ところで、朔、おぬし青菜に挨拶したのかの?」


「あ。忘れてました。」

「申し訳ございません!!!私が紹介するのを忘れてしまったばっかりに!」


「朔、おぬしは気をつけろ。葉月、おぬしのせいではないから、謝るな。

・・・・・・・青菜。」



糞ババァが、私の方を向いた。



「何?」


「この男・・・日岡朔(ヒオカ サク)といって、21歳にして、朝霧家の副社長を務めておる。」









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