私は最強ビンボー女!
「へぇ、分かるんだ。ま、朝霧家の直系なら、当たり前だけど。」


ガラリと口調が変わる。


好青年って印象から、一気にかけ離れる。




「そっちが素・・・ですね?」


「うん。まぁね。

つーかさ、俺、君の事敬おうとか思ってないから。敬語、無しでいいよね?俺の方が年上だしさ。」


「いいですよ、別に。で?値踏みした結果、どうですか?」


「どう?さぁ、どうだろうね?あ、合格ラインは超えてるよ。」


「まぁ、別に、日岡さんの評価なんてどうでもいいんで、答えなくて結構ですよ。」


「あ、そう?ありがと。」






ニコッと日岡さんは笑う。


その笑みは、まるで、嘲笑っているかのような雰囲気がした。





「・・・・・そこらへんでやめてください、日岡様。今夜の目的は青菜の"勉強"なんですから。」


葉月がげんなりした口調で言った。



「葉月の言う通りじゃ。ほれ、早く勉強してこい。」




糞ババァに強く背中を押され、部屋に強制的に入れられた。









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