私は最強ビンボー女!
「やっぱ、見えないかな?総長に。」


「そんなこと無いと思いますよ?」


「ホント?よかったぁ」



女の子気絶者多数!な、甘い笑みを、啓先輩はまたもや見せた。




おぉ・・・そんなに嬉しいか、啓先輩よ。


というか、喧嘩は止まらないのねー・・・







なんて思っていたら、隣の葉月に異変が。


なぜだか、カチンッと固まってしまったみたい。



いや、なんでだよ、と思ったところで、ハッとした。



おそるおそる、葉月の視線を辿る。







その先には――









「ひぃっ!!!」


思わず、小さく漏れた叫び。



な、なな、なんということだ・・・・・・。






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