私は最強ビンボー女!
「つっ、つまり、私が啓先輩の妹さんを殺すってこと!?」


あわあわと呟く私に、2人は冷静に頷いた。




「まぁ、そんなわけだから、情報収集とかのために、仲間になってもらうよ?

仲間になって、上手く付き合ってれば、そんなに疑われることはないはずだから。」


日岡さんは仲間になる理由を言い、威圧的な笑みを見せた。




「勿論、仲間になるよね?青菜。拒否権なんて、元から無いよ?」



私はふと考えた。


・・・仲間になれば、救う事もできるかもしれない、と。




だから――



「うん。仲間に、なる。」


私は頷いた。








――――救えるのか。


――――殺すことになってしまうのか。



そんなの、今は解らないけれど。



――――――希望は、0じゃない。



それならば、賭けてみようじゃないか。






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