私は最強ビンボー女!
「どうもー。」


「おう。なんか、携帯鳴ってるみたいだったから、渡した方がいいと思ってな。」





え?

携帯、鳴ってんの?



がさごそとバックの中を探して、携帯を取り出せば・・・




「あ、ホントだ。」


携帯が軽やかなメロディーを奏でていた。




「ありがとうございます。」


「いや・・・・・それより、さっきは、悪かったな。」


「え?」



思わず目を見張ってしまった。


だって、つんつん頭さん、ほんのり頬が赤くなってるんだもん!




赤くなった頬を隠すように俯いて、つんつん頭さんはボソボソと言う。



「いや、さっきは、態度キツかったかなとか思ってよ・・・。

俺、短気で、すぐ頭に血ぃ上るから・・・・・


わ、悪かったな・・・・・・・・////」





そう言い終えたが早いか、つんつん頭さんは驚くべき速さで私から離れた。






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