私は最強ビンボー女!
なんだ・・・・・


思わず、頬が緩んだ。




つんつん頭さん、悪い人じゃないじゃん。


啓先輩の言った通り、ちょっと短気なだけだったんだ。





小さな笑みがこぼれる。


顔を赤くしながら謝ってくるなんて、可愛いトコ、あんじゃん。









ほんのり温まった心のまま、私は誰からの連絡かも見ずに、電話に出た。



そうしたら――





《青菜っ!?やっと繋がった!!!今、どこにいる!?》







――陽の声が大音量で聞こえた。








思わず携帯から耳を離す。



陽・・・・・声大きい!!!

私の鼓膜が壊れるっ!!!





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