私は最強ビンボー女!
怒鳴り返してやろうと口を開いた時、軽く肩を叩かれた。



「・・・・・・・啓先輩?」


肩を叩いたのは啓先輩らしく、じっと私を見ている。


「青君、なんで藤原、君のこと青菜って呼んでるの?」



あー・・・・・うん。

陽、声が大きいから、聞こえちゃったんだね。


さて――どうすべきかな?


言っちゃっていいのかな?

それとも、駄目かな?





「答えて?青君。君の名前は、青菜なの?

俺達、仲間になったんだから、答えてくれるよね?」





―――仲間?


・・・あぁ、そうだね。


仲間、だったね?




じゃあ、やっぱ、言ったほうがいいのかな?







《青菜?どうしたんだ?》


陽、急かすな!

この状況は、完璧アンタのせいなんだからなっ!






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