私は最強ビンボー女!
ぴょんぴょん飛び跳ね始めたナァに、林が目を向けた。



「ところで、ナァ?」


「はいー?」


「青菜の見張りは、いいの?」




・・・・・・・は?



「見張りだと?」


俺が目を見開いて聞けば、林は何でも無さそうにさらりと言った。




「そ。ナァに、心配だから青菜のこと見てもらってんの。

暗殺グループのこと、調べられるぐらいのナァぐらいにしか、頼めないと思って。」



「確かにな。」



納得だ。


ヘタすれば殺されかねないが、ナァなら大丈夫だろう。






「で?ナァ。いいの?」


林が繰り返し聞けば、ナァは笑って言った。




「あはは。女王様はホント、青菜様大好きだよねぇ。

今は大丈夫だよ。青菜様、毒牙にいるから。」


「そう。なら、いいわ。」


林は頷いた。







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