私は最強ビンボー女！

俺は思わず首をかしげた。

「なんで、毒牙にいるから、見張る必要がないんだ？」



俺の言葉に、2人は一瞬キョトンとした顔をした後、何かを思い出したように頷いた。





「あぁ、そっか。言ってなかったわね。」

林が頷きつつ、呟く。


「というか、自己紹介もしてなかったんだねぇ。私。」

ナァがあははと笑う。




そしてナァが・・・・・・・・・爆弾を落とした。








「私、毒牙総長の岸田啓(ｷｼﾀﾞ ｹｲ)の妹、岸田夏実(ｷｼﾀﾞ ﾅﾂﾐ)っていいまーすっ！」













・・・・・・・・・・・・はぁぁぁぁぁ!?





「ちょっ・・・毒牙総長の妹!?」

勇人が馬鹿っぽい声をあげる。


ナァは笑って答える。

「そうでーす♪よろしく～」