私は最強ビンボー女!
というか・・・



「そんなんだけで、姫とか決めちゃっていいの?」


重要な役を、昨日初めて来た私なんかに、そんな理由で決めちゃ、駄目なんじゃないかな・・・



「あー・・・まぁ、ぶっちゃけ、反対派も少数いますね。」


「やっぱり。」


「でも今毒牙、姫いませんから。華がなかったんで、いっかなみたいな。」


「えぇ!?そ、そんなんで・・・」


「いいんですよ。

というか、本当は夏実さんが姫なはずだったんですけど・・・」



ナァちゃん?



「でも、夏実さん、他の暴走族とかとも接触したいからって、姫から降りちゃったんで。

だから、まぁ、ホント言うと、青菜さんって、代役みたいなもんなんですよね。」




あぁ、成程。


ナァちゃんなら、確かに1つの暴走族に縛られるのは、嫌だって言うよね。



「代役なら、昨日初めて来た奴でも、確かにまぁいいよね。」


頷いた。

納得、だ。


代役なら、媚売らない奴で女の仲間なら、全然平気だ。




ま。でも――





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