私は最強ビンボー女!
第6章
狩人の業務執行中にて
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毒牙に入ってから、早一週間が過ぎた。
毒牙は、かなり馬鹿騒ぎが大好きな奴らで、
いつだってバカバカしいことで騒いでた。
おそらく、"暗殺"なんていうものと無関係だったなら、
私はもっと楽しめたはずだ。
でも、日岡さんは相変わらずのニセモノの笑顔で、
葉月は葉月でポーカーフェイスで、
2人してさりげなく情報収集していて。
しかもその様子がチラチラ視界に入る。
わざとなのか自然になってしまったのかは分からないけど、
かなりタチが悪い。
学校では、黒狼となった方々からの視線が痛い。
ついでに、葉月の視線も痛い。
かなりの疎外感を日々感じつつも、人は生活していくもので。
お腹は減るもので。
お風呂にも入るもので。
電気も使うわけで。