私は最強ビンボー女!
いい・・・・・・よね!!!



私が口を開きかけた時――




「おー!狩人、ひっさしぶりー!」





・・・・・・パトカーから、健一さんが降りてきました。



何この妙なタイミング。


そして元気だな、おい。



健一さんはこっちに走ってきて、おや、というように眉を動かした。


「そこにいるのは、緋月ちゃんか?」



そして私も、おや、というように眉を動かした。


「知っているのか?彼女のこと。」



健一さんは私の隣に並ぶと、言った。


「知ってるも何も、この子、昨日警察署に補導されてきたんだよ。」




・・・・・・ホドウ?


「なんでだ?」


「真夜中に女子高校生が1人でふらふらしてたら、補導されるだろ。

普通。」


「・・・・・・そっか。」


普通に真夜中にふらふらしてたから、考えつかなかった。






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