私は最強ビンボー女!
「私には、後悔がある。深い深い後悔が。」


キッパリと言う、緋月ちゃん。



射るような視線が、痛いけど、私は、真っ直ぐに見つめ返した。






緋月ちゃんの瞳が、ゆらゆら揺れる。


何かに耐えるように、グッと拳が握られる。




それでも。



言葉を、紡いでいった。






「私の後悔は――葉月を、犠牲にしたこと、なの。

だから、会って、償わなきゃ、いけないの。

償う、義務が、私には、あるからっ!!!」



途切れ途切れに、だけど、どこまでも必死に。


葉月ちゃんは言葉を紡いだ。






私は"犠牲"という言葉から。


葉月の言葉を思い出した。








『青菜、私はね―――葵様に、救われたの。』





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