私は最強ビンボー女!
ショックな事実発覚
―約4時間後―
「青菜、学校。」
ゆっさゆっさと体が動かされる。
「・・・・・・寝かせて。」
「"青菜の馬鹿を直せ"って、葵様に命じられた。」
「・・・・・・あんの糞ババ・・・ぐはっ」
ハイ☆
葉月さんの力強い拳骨が、私の頭に大ヒット♪
「って。何すんの葉月!!!超痛いんだけどっ!!!」
「葵様のことを貶したからよ。暴言吐いた青菜が悪い。」
「だからって、本気の拳骨は痛いよ!!!ヒドイよ!!!」
「うるさい。
それより、さっさと準備して。」
「それよりって何さー」
ブツブツ言いながらも、私はもそもそベッドから出た。
そして、制服に着替え、ウィッグを装着。
ペタンコのスポーツバックを肩に掛け、葉月に言う。
「準備完了ー」
葉月は頷き、私と葉月は、学校へ向かった。