私は最強ビンボー女!
ヤバイ。

かなーり傷ついた・・・


「・・・・・・・・・話を本題に戻そうか。」


これ以上脱線すると、私、傷つきすぎて死んじゃう。



「とりあえずさ、葉月。確認いいか?」


「いいけど、何。」


「緋月ちゃんに会いたくないのか?」


「会いたくないね。全く。」


うわぉ。

バッサリじゃん。


「なんで?」


「青、さっきからそればっかだね。」


「だって、聞きたいことがたくさんあるから・・・」


「うん。そうだよね。青は、何も知らないから。」




――そう。


私は何も知らない。


何も、知らされてない。

教えられてない。




葉月は、変わらずポーカーフェイスで、

だけど、瞳の翳りを濃くさせて言った。


「緋月に、会いたくないのは・・・

昔を思い出したくないから、だよ。青。」





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