私は最強ビンボー女!
私の、お祖父ちゃん・・・。


あの糞ババァと結婚した人。

あの糞ババァと愛し合った人。




「青菜様。行きましょう。喜代治様のところへ。」


私は、お爺ちゃんの言葉に頷いた。



素直に、会ってみたいと思った。


お祖父ちゃんに会って、教えてもらいたいと。

率直に、思うことが出来た。




「連れてってください。

お願いします、お爺ちゃん・・・じゃなくて、えっと・・・」



名前は・・・・・・




オロオロする私に、お爺ちゃんはハッとしたように頭を下げた。



「青菜様、申し遅れてしまい、すみません。私は源蔵(ゲンゾウ)と申します。」


「いや!そんな、かしこまらないでください!

教えてくれてありがとうございます、源蔵さん。」


私が慌ててそう言えば、源蔵さんは頭を上げ、私を凝視した。


「あの、さっきから思っていたんですが・・・

失礼ですが、態度が随分と違いませんか?」



・・・・・・態度?

って、あ、そっか。


私は納得して、思わず苦笑してしまった。




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