私は最強ビンボー女!
「見つかるよ。だから、探してみればいい。
なにも、家だけが全てじゃない。」


「でもっ・・・」



「現に、私は子犬クンのこと、ちゃんと子犬クンとして見てるぞ?」


「こ、子犬クン?」


「君のあだ名。目が子犬みたいだから。」


「・・・・・そうですか。」


あれー?微妙な反応。

ぴったりだと思うんだけどなぁ。




「・・・・・あ、そうだ。特別に素顔みせてやろう。」


「え!?狩人さんの素顔ですか!?」




おやおや。

顔がキラキラ輝いてるぞー?子犬クン。



私は苦笑いしながら、フードをとった。






肩までの黒髪がぱさりと出てきた。


視界が明るくなる。





< 50 / 836 >

この作品をシェア

pagetop