私は最強ビンボー女!

本当にするべきコト

「これから、どうするんだ?」


一緒に部屋を出た源蔵さんが、すぐに聞いてきた。




「・・・・・・ごめん、源蔵さん。ちょっと・・・1人で、考えたい。」



私は源蔵さんに頭を下げた。





本当に、ごめん。


お祖父ちゃんの前までは、なんとか頑張れたけど・・・これ以上は無理。




もう、頭の中ハリケーン状態。

お片づけをしてあげなきゃ駄目だ。




源蔵さんは1つ頷いた。


「分かった。そうしたいのは当然だと思う。

だから、ここの曲がり角を右に行きな。

そうすれば、縁側に出る。そこで、色々頭の中を整理するといい。」


「ありがとうございます。」




私は源蔵さんの言葉に甘させてもらうことにした。


源蔵さんが指で示した曲がり角の右側に足を進める。




すると、源蔵さんの言っていた通り、縁側に出た。


初夏の朝の日差しが、眩しい。



思わず目を細めながらも、私は縁側に腰掛けた。





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