私は最強ビンボー女!
「毒薬置き場。」

一言、私は吐き捨てる。


ピクリ。

2人の眉が少し上がる。



「・・・・・・へぇ。」

興味深げに呟いたのは日岡さん。


「あそこへ行ったか。」

成程、というように言ったのは糞ババァ。


「青菜・・・いつの間にっ!!!」

いきり立ったのは、右隣にいる葉月。



私の左隣にいる源蔵さんは、ただ黙っていた。


私は、3人の反応には何も答えずに、続けた。




「その後、お祖父ちゃんのいる部屋に行ったよ。」


さらりと言葉を紡げば、日岡さんも糞ババァも葉月も、目を見開いた。




「喜代治に・・・会ったということか?」


ぼやくように呟いたのは糞ババァ。



私は静かに頷いた。


「うん。会ったよ、お祖父ちゃんに。会って、話を聞いた。」



糞ババァが眉をひそめる。


「話・・・?」



私は、真っ直ぐに糞ババァの瞳を見ながら頷いた。




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