私は最強ビンボー女!
お祖母ちゃんは目をしばたいた。

日岡さんと葉月は、怪訝そうに私に視線を集中させる。


源蔵さんは、ニヤッと笑い、呟いた。

「そうきたか。」



私は源蔵さんにニッと笑い返した後、お祖母ちゃんに挑戦的な笑みを浮かべる。


「いいよね?」


お祖母ちゃんは、ゆるゆると首を振った。


「良いも悪いも、言っている意味が解らん。

ちゃんと説明するのじゃ。馬鹿青菜。」


「馬鹿が余計だよお祖母ちゃん。

説明も何もいらないと思うけどな。そのまんまだし。」


「というと?」



私は挑戦的な笑みのまま、明るく言った。


「協力しようってこと!」




言い終わった瞬間。



お祖母ちゃん、日岡さん、葉月がキョトンとした顔をした。


さすが!同じ表情とか、仲いいね。




――でも。


すぐに3人とも、それぞれ違う反応をした。


お祖母ちゃんは変な物を見るように私を見て。

日岡さんは呆れたように私を見て。

葉月は「やっぱり珍獣ね。」と呟いた。



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