私は最強ビンボー女!
・・・・・・って!!!

3人そろって私のこと貶してない!?



「ヒドイ!!!」

私が叫べば、葉月がうるさそうに言った。


「だってそうじゃない。青菜、敵に協力しようとか言うなんて、馬鹿じゃない?

何を協力するのよ。敵同士で、何が協力できんのよ。」



・・・・・・・・・分かった。


「ごめん。私の説明不足だ。

ちゃんと最初から説明するね。」


「「「初めからそうしろ」」」


「・・・すみません。」



源蔵さんは苦笑い。

そりゃそうだよね・・・ハハ・・・。




私はすぅっと息を吸い、説明を始める。


「私さ、お祖母ちゃんの過去とか聞いて、気付いたんだよね。

お祖母ちゃんも私と同じで、本当は暗殺なんてしたくないんだって。」



この場にいる誰もが、静かに私の説明を聞いていた。

だからだろうか。


やけに、私の声が響く。




「だからさ、協力できると思ったんだよ。

私とお祖母ちゃんは、本当は敵なんかじゃないって、思えた。


私が本当に戦うべき相手は、お祖母ちゃんの言う『部下』なんだって。」




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