私は最強ビンボー女!
「ねぇお祖母ちゃん。


私とお祖母ちゃんが本当に求めるべきなのは・・・

暗殺グループの解散じゃない?」



お祖母ちゃんのコバルトブルーの瞳を、見つめた。


翳りのあるコバルトブルーの瞳を。




お祖母ちゃんは――ふわりと、微笑んだ。






「・・・・・・へ・・・・・・」


予想外のことに、間抜けな声を出す私。



ほ、微笑んだ!?

なんで!?




答えを探すように周りを見れば。


葉月も源蔵さんも困惑した顔をしている中。

日岡さんだけは、優しく微笑んでいた。



日岡さんは、何か知っているのかな・・・?


とか思うよりも何よりも。




私は日岡さんとお祖母ちゃんの笑顔に釘付け。




だって、初めてだ。



2人がこんなに柔らかい本当の笑顔を見せてくれたのは、初めて。




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