私は最強ビンボー女!
「で?青菜。策はどういうものじゃ?」


お祖母ちゃんは、日本茶を淹れながら聞いてきた。




策かぁ・・・。

実際言って、そんな考えてはいなかったんだよね。


でも、まぁ、とりあえず言えるとすれば――




「話し合いとか?

恨んでもない人を殺したいなんて思う人がいるなんて思えないし。

まぁ、部下の人達が何を思ってるのかなんて検討つかないんだけどさ。」



考え考え口に出せば、成程というように、皆頷いてくれた。




「でも、部下って言っても結構いますぞ。

しかも、それぞれ考え方も違いますし。」


ふむ、と顎に手を当てて言ったのは源蔵さん。




まぁ、確かに・・・


「お祖母ちゃんの部下って言ったら、源蔵さんも日岡さんも葉月も入るんでしょ?

この3人だけで随分考え方が違うもんね・・・。」



私がそう言って唸り始めた時、日岡さんが呟くように言った。


「・・・・・・違うようで、同じだ。」


「違うようで、同じ?」


私は首をかしげて繰り返す。



日岡さんは静かに頷いた。そして葉月も、分かっているというように頷く。




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