私は最強ビンボー女!
悪循環に嵌っちゃったんだ。






―――でも。



もし、そんな私の考えが本当だったなら。


話し合いで決着、つくんじゃない?





「・・・・・・話し合いで、いこうか。」


私は、源蔵さん、葉月、日岡さん、お祖母ちゃんを、順番に見て言った。



全員、コクリと頷いた。



「ま、そもそも、それぐらいしか良い策も無いしの。」


お祖母ちゃんのそんな呟きに、私は苦笑で返す。




「じゃあ、使用人を1つの部屋に集めるか?」


日岡さんが、冷静にそう提案した。


お祖母ちゃんが頷いた。


「そうしておくれ、朔。

大広間・・・霧の間なら、全員入るじゃろう。」


「解った。すぐに召集してくる。源蔵、来い。」


「解りました。」


日岡さんが源蔵さんの肩を叩き、源蔵さんは頷いた。



そして2人が部屋を出て、私と葉月とお祖母ちゃんが残った。





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