私は最強ビンボー女!
ほぅ、と、お祖母ちゃんがため息をつくように、息を吐き出した。



「あたしが、説得できるわけないのじゃよ。

諦めていたのは、あたしも同じ。


抗えぬと諦めていた。

抗うと決めたときは、生きるのを諦めた。


やっと、青菜のおかげで前を向けた。ただ、それだけのこと。


のう。

少し前まで諦めていたあたしが、あやつらを説得できると思うか?


無理じゃろう?無理なのじゃ。


青菜。あたしを抗えるようにしてくれたおぬしが、説得するしかないのじゃよ。」




淡々と、どこか疲れたようにお祖母ちゃんは言い、お茶をすすった。







お祖母ちゃんの言い分は、分かった。


納得も、出来た。



私だけが説得するということが、そんなに嫌なワケじゃない。




だから、私が説得するっていうのに、異論はない。





でも。



「・・・お祖母ちゃん。」


「うん?」




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