私は最強ビンボー女!
狂気。


彼の瞳に宿る光は、ギラギラした狂気のみ。




「ただ、殺した。

命じられたままに。


拒否できなくて、苦しくて。

代々続いていることなんだって、自分を納得させて。


自分が殺されることを、怖れて。


俺は、ただ、恐かったんだ。

人を殺す事も、ヘマをして殺される事も。


だから、必死でっ・・・




それが――お前らに解るかっ!!!


お前らなんかに、俺の、いや、俺たちの気持ちが解るかっ!!!



解散?

こんなふうになって、普通の生活ができると?


できるわけねぇだろうがっ!!!





責任―――取りやがれっ!!!!!!」









叫び終わったと同時に、スーツ男が懐から短刀を取り出した。



そして、私に猛突進してくる。






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