私は最強ビンボー女!
「な・・・んで・・・・・・いる、の・・・?」


視界がかすむ。


力が抜ける。




ねぇ、これは、現実?

それとも、夢?

はたまた、幻?



どうしよう――どれか、分かんない・・・。








そんな、全てがあやふやな中。


2人の、真っ直ぐな凛とした答えが、おぼろげな意識の中に、妙に響いた。






「「青菜を助けにきた」」












―――――泣きたくなった。



なんでか、分からないけど。




泣きたくなった。



現に、頬を涙が伝っている気がする。




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