私は最強ビンボー女!

葉月



――――――――――――――――――――――――――――――・・・・・・




「・・・・・・死ぬ。」


AM11:00私はパタリと病室のベッドに果てた。




なぜか?

それはついさっき、杞憂さんがとんでもないことを言ったから。




『明日中間テストだから、頑張ってね♪

50位以内に入らないと、お仕置きしちゃうから♪

ちなみに、学年全員で250人ぐらいいるから♪』






・・・・・・死ぬってマジで。


昨日、朝霧家が無事解散し、ここに運ばれてきた私は、今日の午後には退院する。


この回復力は人間ではないらしい。

今度じっくり調査を・・・と、舌なめずりしそうな医者の股間にとりあえず蹴りを入れておいた。


ふぅ。

危ない危ない・・・とか思ってたら、またもやピンチだよ私!!!




あぁあぁぁあ・・・・・・。


杞憂さんは楽しそ~に、私に黒い笑みを向けて帰ってしまったんだけども。



・・・・・・お仕置き、とは一体どんなものなのだろうね?


私はすでに諦めかけている。だって、明日だよ!?




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