私は最強ビンボー女!
今日の午後退院で、一体何をしろっていうのさ!

このお馬鹿な頭で一体何をしろと!?


授業中=睡眠時間or毒牙出入りだった私に、何をしろってんだぁ!!!



なんかもう・・・支離滅裂だぁ・・・・・・と、枕に突っ伏していたところ。


ガチャッ

ノックも無しにドアが開いて、葉月が入ってきた。


・・・・・・葉月は確か、7日間、起きれないって言われてた気がするんだよね。

・・・ん?じゃ、なんでいんの?


・・・・・・・・・・ま、まま、まさか・・・

「幻覚!?」


「失礼ね、青菜。そーんなに頬をつねってほしいの?」


言うが早いか、葉月はスッと私の傍らにつき、ぎゅぅーっと私の頬をつねった。


「いひゃい、いひゃい!」

葉月、力入れすぎ!!!


涙目になった私を一睨みし、葉月はパッと私の頬を離した。



「うぅ・・・」

まだ頬がじんじんするよぉ・・・。


「幻覚じゃなくて現実だってこと、よーく分かったでしょ?」

葉月は実に楽しそうに、ふふふふふ・・・と、笑った。


「分かりました、分かりました。私が悪うございました。」


私は、両手を顔の前で合わせた。

葉月ってちょっとSだよね・・・なんて、考えたりもした。


「ま、分かればいいわよ。」


「ありがたき幸せ。」
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