私は最強ビンボー女!
ほっと一安心したところで

・・・あれ?そういや、私今何時代の言い回ししてんだろ?と、疑問がわいてきた。

けど、まぁ、どーでもいいので消去。


それより今は。

「なんでいるの!?」


「いちゃ悪い?」


「悪いっていうか、葉月、あと7日は起きれないんじゃ・・・」


「あ?それ、ガセよ。」


「ガセ!?なんで!?」


「・・・・・・過保護なのよ。」


ポツリと葉月は言い、つと顔を曇らせた。


「日岡さん、7日間は絶対起きちゃ駄目だ、安静にしてろ・・・って、私に命じたの。

主治医にも、念を押してたみたい。」



・・・・・・・・・・・・んーっと、つまり。


「日岡さんが、葉月が心配で脅しまくってたってコト?」


「・・・脅しては無いわよ。」

葉月、少し間が開いてたぞ。


私は呆れつつも、成程と頷いてもいた。

葉月は見た目華奢だし、弱弱しそうだけど・・・実は案外、タフ。


そんなことは、さすがにもう分かっている。

だから、7日間起きる事もできないって聞いて、内心かなり不安だったんだよね・・・。


でも、そういうことなら納得。

日岡さんはかなりあからさまに葉月が好きみたいだしね。


―――でも。



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