私は最強ビンボー女!
「話?」


啓先輩の色気が消え、緋月ちゃんがほっとしている。


私はとりあえず1つ頷いた。



「はい。私と葉月のことで・・・」


言いつつ、私は葉月をぐいっと横に並ばせた。

そして、啓先輩が目を見開く。



「え!?葉月って・・・女の子だったの!?」



・・・・・・・・・・・・・はっ!!!!!


毒牙では葉月、男装してたんだったぁーーーー!!!



今更!

ものすっごい今更!


え、どうしよう?

どうすべき?



「あ、はい。私、女でした。」


悩んでる中、葉月はさらりと暴露。

え、いいの?よかったの?


「あ、そうだったのか~」


え、啓先輩軽すぎない?

いいの?いや、よくないでしょ?



1人で困惑していると。


「で?話って?」


啓先輩が自然に促した。




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