私は最強ビンボー女!
葉月さん怖すぎる!


真顔で『青菜にあてる自身ある』って!

怖い!超怖い!目がマジだった!



ふるふる震えていると――





「・・・・・・うなされてた。」


ぽつり、と、葉月が言葉を落とす。




真っ直ぐに、私を見つめる。

どこか戸惑いを含んで。



「うなされてたんだよ、青菜・・・。」




私は口を開いて、閉じた。

ぐっと、真一文字に唇を結ぶ。



―――ねぇ、よんで。

アオナってよんで。

おねがい、アオナってよんでよ・・・・・・。




なんで今更、あんなことを思い出すのか。


それは、昨日の事のせいだろうな・・・。





『青菜、話があるの。』



私は、たぶん、聞きたくなかった。

そもそも、会いたくなんてなかったんだ。




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