私は最強ビンボー女!
「・・・青菜さ、両親との間になんか、あるよね?」



真っ直ぐに向けられた言葉。

笑って答えた。



「えー?別に、朝霧家のこと以外なんにもないよー。」






――葉月。


逆なんだよ。



ないの。

朝霧家の問題以外。

なんにも、ないの。


あったら、良かったのにね?






「・・・嘘。だって、うなされてるとき『おとーさん』って・・・・・・」


「あぁ、それ?」



私はへらっと笑う。

なーんだそのことかぁ・・・って、言うみたいに。




「いやぁ、実際どうってことないよ。

糞親父が、せっかく私が貯めたお金をまーた酒に使っちゃったって夢。

リアルすぎて怖かった♪


勿論、そんなことが現実にまたあったら、アッパーに最強青菜様キックに・・・」



ぶつぶつ呟けば、葉月はぽかんとした。




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