私は最強ビンボー女!
『残りのテストの点次第で、お仕置き実行するからねー♪』



あはは☆

勉強してねーやっ☆



がくがくと震え始める私に、葉月は眉をひそめた。


「何?」


「オ仕置キガクダサレル。」




棒読みで震えながら呟けば、葉月はちょっと思案した後、あっけらかんと言った。



「なんかよく解んないけど、そこで震えてるんなら、置いてくから。」





血も涙もないとはまさにこういうことかっ・・・!!!



がぁーん!と、ショックを受けてる間に、言葉通り葉月は出て行ってしまった――って、ヒドッ!!!




うわああん!葉月の薄情者ー!


心の中で泣き喚きつつ、私は最悪の最後への心構えをし始めた。





大丈夫だって、青菜。

そりゃあ杞憂さんはとんでもないお方だけど、私、何気に慣れてきちゃってたでしょ?


だーいじょうぶ!

最悪の最後になったとしても、私は不滅なんだから!



うんうんと1人頑張って頷きつつ、私は準備を終えて、部屋を後にした。





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