私は最強ビンボー女!
おいなんだお前ら。



翼は何そのチャラ男的ノリ。

私を口説いても何の得にもなんないからね?

甘いセリフを言うのはもっと可愛い女の子相手にしなさいっ!!!


陽もなんだってんだ。

何そのしゅーんってした感じ。

子犬クンの再来ではないかっ・・・!!!




心の中で色々猛然と頭を抱えつつも、私はとりあえず総長の威厳というものをどっかにやってしまった二人に言う。


笑って、一言。




「出てけ。」


「えー!青菜ひでぇ!」


「なんでだ・・・?」


「うるさいうるさい。今私はちょっとブルーなんだよ分かる?!

ブルーガールなのっ!オーケイッ?」



一気にまくしたてれば、なぜか2人の視線が集中。



「何かあったー?俺の胸、貸してやるけど?」


「青菜、話を聞かせてくれ。」





・・・・・・あぁもう。

なんだってんだ本当。


お前ら、仮にも暴走族の総長だろ。

何、私なんかに優しくしてるんだよ。




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