私は最強ビンボー女!
「なるほどな。

小野緋月の写真見たとき、どっかで見たことある気がしたんだけど・・・葉月と双子だったのか。」


納得、というように頷く哉。

そして、私を見てふっと笑う。




「知りたい、ねぇ?」

ニヤリとからかうように私を見る。



「理由があんのはわかったけど。

そーいうこと、ひょいひょい男に言うもんじゃねーぜ?青菜チャン。」


「よく分かんないけど、そんなに、そこらの男にひょいひょい言わないよ?」


「うーわ。そーいうことも言っちゃうんだ。

ダメだなぁ。男ってけっこう単純だから、勘違いするぜ?」


「勘違い?」


「そ。俺に気ぃあるのかなぁ・・・って。」


「なっ・・・!!!」



クスリ、と妖しく微笑する哉。

頬が熱くなるのを感じた。


き、気ぃあるって・・・!!!



「無いからね!?私、哉に気ぃ無いからね!?」


「分かってるって。言ったろ?"勘違い"だって。」


「え?あ、そ、そっか。」


「あれ?もしやあるわけ?うっれしぃな~」


「な、無い無い無い!!!断じて無いっ!」




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