私は最強ビンボー女!
呟くように聞くも、哉はへらへら笑いを変えない。



「やっぱ俺に興味あるんだ?うっれしいね~」


私の肩を抱いて、耳元で囁いた。




「な、マジで俺の女にならねぇ?」


弾んだ声。

ニヤニヤ笑う顔。




――オーケイ。




「うん、なろうかな。」


私はとびきりの笑顔を作って哉を見上げる。




「・・・・・・はっ?」


哉が目を見開くのを見つつ、くるっと身体を反転させ、哉の首に手を回す。







「私、哉の女になるよ。」



ふふっと笑ってみせる。


――さぁ、どうする?哉。





「・・・マジで言ってんの?」


「うん。マジだよ。あれ?もしかして哉はマジじゃなかったの?ひどいなぁ~」




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