私は最強ビンボー女!
紅狼&白狼の幹部
――――・・・
「お帰りー☆青、陽。・・・おりょ?翼もいるぅ!今日は来ないかと思ってたのに!嬉しい!!」
りか先生は、私達が教室に戻ると、授業中だっていうのに、楽しげに迎えてくれた。
「・・・今って・・・」
「ん?青、今は私の担当教科の数学だよ?」
・・・数学が、担当教科なんだ・・・
「数学って、1番苦手な教科なんだけど・・・」
「そーなんだ!私は得意だけど嫌いだよ♪」
「・・・・・え・・・」
教科担任が、嫌いって言っちゃう?
りか先生って、なんか先生らしくない・・・
「ねぇねぇ、ところで、何の話してたの?」
りか先生は、好奇心いっぱいの目で私を見てくる。
私は1つため息をつくと、小声でそっと呟いた。
「陽と私は以前会ったことがあって・・・女だってことを見抜かれました。
翼には、そのことについて話しているのを聞かれました。」
りか先生はそれを聞くと、にやっと笑った。
「これから、おもしろくなりそうだね!」
・・・・・どこが!?