私は最強ビンボー女!
とりあえず聞いてみれば。



「いやぁ、それが健ちゃんらしいというか・・・。知り合いの女の子がお見合いするって聞いたからなんだって。」


呆れたように笑うりか先生。





ほぉ。お見合い、ねぇ・・・。

緋月ちゃんと同じだな。


でも――



「それでお酒飲みすぎちゃうってことは、いいお相手なんですね。」


そこが緋月ちゃんと違う。




けど、りか先生は微妙な顔をして首を傾げた。



「え?さぁ、どうだろう。いいお相手と言えばいいお相手だろうけど・・・。」


「いいお相手だから、祝福の意味で飲みすぎたんじゃないんですか?」


「ん?違うよぉ。ただ単にその子がお嫁にいっちゃうと思うと寂しくてだってさ~」


「・・・・・・・・・あぁ・・・。」





そういうことですかー。

いや、まぁ確かに、妙に情に熱い健一さんらしいけども。



「でも、あくまで"知り合い"なんですよね?」


「そうそう。」


「・・・ハハハ。」




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