私は最強ビンボー女!
「なっ!僕は真面目に・・・「でも、関係ないよね。」」



さらりと放たれた言葉に、目を見張ったのは桃榎だけじゃなく。

ほとんど全員だった。





「そりゃあさ。哉が幹部の紅狼には言うよ?

でも、白狼の皆にはハッキリ言って・・・関係ないよね?」



あっさりと笑う青菜。






――なんだよ、それ。

関係ないって、本気なのか?



俺はそこまで・・・意識されてなかったっていうのか!?




胸のうちに沸きあがったのは、激しい怒り。


分かってくれない青菜への、理不尽なモノと・・・自分自身への。





「・・・・・・関係、ある・・・」



無意識に呟いた声は、情けなくもかすれていて。


だけどこのまま黙っているなんてできなくて。






睨むように青菜を見た。


真っ直ぐに。





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