私は最強ビンボー女!
モテる男はツライぜ☆って私女なんですけどねぇえええええ!!!


うわぁん。

もう支離滅裂だぁ。





「救急車?馬鹿な発想するのね。

そこの男はただなんか考えて行き詰って頭抱えてただけよ。

心配は無用。


・・・ってことで、早く通しなさいよ。ブス共が。」



・・・・・・・・・・・・わぁ。

女の子達かっちぃんと固まりました。



そして固まった女の子達をかき分けて悠々とやってきたのは――





「佐奈・・・。」


「ったく。ぎゃあぎゃあうるさいわね。

私を通さないなんて、何様のつもりかしら。このブス共。」


「いや、お前が何様だよ。」



佐奈の毒舌は絶好調らしい。

なんかもう素晴らしいよ。



「何様?佐奈様に決まってるでしょう。

というか、早く行くわよ青。

わざわざ私が出向いたんだから、感謝しなさいよね。」



さらっとツッコミをかわし、ぐいっと佐奈が私の腕をとった。


そしてそのままずんずんと歩き始める。





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