私は最強ビンボー女!
また、違和感を覚える。


金髪長身男の口調には紛れもない親しみのようなものを感じた。




本当、意味解んな「ぃやあああああああああああ!!!!!!!!!」







ハッと、空気が冷える。


あぁ、と、ため息のような声を金髪長身男が漏らす。




「いいって言うまで待てっつったのに・・・。」


「何をしている?」


あまりに威圧的な声を出したのは葉月。

ギッと金髪長身男を睨む。



金髪長身男は怯まずに、哀しそうに微笑むだけだった。

切なそうに、限りない憐れみを込めて。





「・・・っ、何をしているかと聞いている!!!」



何も答えない金髪長身男に、耐え切れないというように葉月が声を荒げる。





「助けてっ・・・助けてぇえええええ!!!!!!」


「~~~~~~~っ!!!緋月っ!」



どっちの、叫びも

悲痛に、満ちていて。




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