私は最強ビンボー女!
佐奈は淡々と言い、真っ直ぐに私を見据えた。



「守ってくれるでしょう?あなたは。」


「当然。」



コクリと頷く。

佐奈がふわりと微笑んだ。




金髪長身男は、呻きながらも起き上がる。




・・・ふーん。


「意外に図太いな。細身のくせに。」


「ハハ、心外だな。こんくらいでバテてたら、副総長なんざやってらんねーよ。」



飄々とした口調は変わらず、へらりとした笑みまで浮かべやがった。


コイツ――けっこうやるな。




「退いてくれないか?」


なるべく早くあちらに行きたい私は、一応聞いてみた・・・けど。



「はっ、それはこっちのセリフ。退けよ、狩人。お前にゃ関係ねーだろ。」


案の定、か。

関係ない、ねぇ。

昨夜、哉からも言われた言葉だな。





・・・・・・むっかつく。

ぐっと拳を握り締めた。




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