私は最強ビンボー女!
「関係ならあるぞ。」


「へぇー?小野緋月の警護でもやってるのかよ?」


「哉と付き合ってるんだ。」


「・・・・・・・・・は?」


目を見開いた金髪長身男。

束の間目をパチパチと瞬かせた後――猛然と頭を抱え始めた。




「はあああああああ!!!??ちょ、マジかよ!」


「私はこんな嘘はつかない。」


「ですよね!!!そうですよね!!!

じゃあ、あんの馬鹿総長、狩人なんてのにまで手ぇ出したっつーわけか?!

あっりえねー!アイツ、男には興味ないなんて言っときながら・・・」



ん?

男には興味ないなんて言っときながら?


何やらちょっと聞き捨てならない言葉を聞いたぞ?



「哉は男には興味ないぞ。」


「はぁ!?だってアンタ――」


「私は女だが。」


「はああああああああ!!!??」




おぉっと。

失礼極まりない反応を頂いてしまった。


そんなに女に見えないのか・・・。

ちょっとばかし落ち込みまする。





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