私は最強ビンボー女!
えぇーい!

私の繊細な心がこれ以上傷つけられてたまるかっ!


とにかく!!!


「てことで行くぜ彼方!」


「なんでお前に仕切られんだよ。」


「・・・・・・男前、だから・・・くっ」


「自分で言って自分で傷つくなよ。めんどくせぇ。」


「あぁ、私の繊細な心がぼろぼろだ・・・。」


「「「「どこが繊細?」」」」


日岡さん、葉月、佐奈、彼方の4人から鋭すぎるツッコミを頂いた。

私の扱いが酷すぎる・・・!!!



「もう行こう、緋月ちゃん!」


「う、うん・・・?でも、どこに行けばいいかわからないよ?」


「・・・・・・彼方、来いや。」


「あーっ!前言撤回!やっぱ陽がコイツに惚れた理由わかんねぇ!」


「・・・それ、今言う?」


「つか、陽不憫すぎる。」


「え、なんで?」


「お前のせいで。」


デコピンを頂きました。

くそぅ、この野郎、本気でやりやがった。痛いぜ。



「行くぞ!」

彼方は、真っ直ぐに前を見て言った。




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