私は最強ビンボー女!
「顔が赤いのは、青菜ちゃんの外見への驚きもあるんだろうね・・・」

にやにや笑いながら、杞憂さんは意味不明なことを言う。


「ふふっ面白くなりそう♪」


・・・・・・・・・楽しそうですね。杞憂さん。

まったく言葉の意味がわからないんですが。





「・・・・・と。あ!そうだった!!」

杞憂さんが突然叫んだ。


なんなんだ一体!!




「青菜ちゃん、敦から連絡来たよ。」


・・・・・・・・・・え・・・・




「・・・ホント?」


「ホントホント。ほら、たぶんまだ繋がってると思うから・・・」



そう言って杞憂さんが差し出したのは、杞憂さんの携帯だった。


私は携帯を受け取り、そっと耳に押し当てる。





「・・・・・もしもし?」


呼びかける。すると・・・・・




《青菜か!?》


糞親父の声が聞こえた。




< 92 / 836 >

この作品をシェア

pagetop